ゴッホの自画像は何枚?約35点の一覧と最後の自画像
1889年9月、渦を巻く青の中から見つめるゴッホ

私は、100年後の人々の目に幻のように映る肖像画を描きたいのです。
ゴッホ「自画像」(1889年)とは
淡い青緑の渦の中から、赤い髪と髭の男がこちらを見ています。フィンセント・ファン・ゴッホが1889年9月、南仏サン=レミの療養院で描いた「自画像」です。
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大人になってからのゴッホの写真は確認されていません。私たちがゴッホの顔を知っているのは、この自画像のおかげです。

渦巻く背景と、青とオレンジ
耳を切った事件から9か月。重い発作から回復した1889年の夏の終わりに、ゴッホはこの絵と「パレットを持つ自画像」(ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵)を続けて描きました。病から立ち直りつつある自分の顔を、自分の目で確かめる仕事でもあったのです。
顔は少し横を向き、目だけがこちらを見ています。青とオレンジは補色どうしで、並べると互いの色を強く見せます。肌には何色もの短い筆触が重ねられ、色を混ぜずに顔の立体を作っています。




ゴッホの自画像は何枚?主な自画像の一覧(年代順)
油彩の自画像は約35点です。ゴッホ美術館は「35点ほど」、ワシントン・ナショナル・ギャラリーは「36点」と数えています。よく知られたものを、描かれた順に並べます。
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最後の自画像は、オルセー美術館の「自画像」か「髭のない自画像」かで、研究者の意見が分かれています。どちらも1889年9月で、1890年には1点も描いていません。パリ時代に画材商を描いた「タンギー爺さんの肖像」も、肖像画の代表作としてよく知られています。
「自画像」はどこで見られる?
オルセー美術館の5階、ゴッホの展示室にあります。同じ部屋に「ローヌ川の星月夜」「アルルの寝室」「医師ガシェの肖像」も並んでいます。
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ほかの自画像を多く持っているのは、アムステルダムのゴッホ美術館です。
よくある質問
ゴッホの自画像(1889年)はどこにある?
パリのオルセー美術館の5階、ゴッホの展示室にあります。1949年に医師ガシェの子どもたちが国に寄贈しました。
ゴッホは自画像を何枚描いた?
油彩で約35点です。大半はパリ時代(1886〜1888年)で、最晩年のオーヴェール時代(1890年)には1点も描いていません。
ゴッホの最後の自画像はどれ?
はっきり決まっていません。オルセー美術館の「自画像」(1889年9月)か、その月末に描いた「髭のない自画像」(個人蔵)か、研究者で意見が分かれます。
ゴッホ本人の写真はある?
確かめられている写真は19歳のとき(1873年1月)の1枚だけです。大人になってからの顔は、自画像で知るしかありません。